JLPT N1MODE BACA

JLPT N1 - 2024年12月

Kunci jawaban resmi dan pembahasan lengkap ditampilkan langsung untuk eksplorasi materi.

Detail Paket
SESI 18 SOAL

内容理解(中文) (Pemahaman Teks Sedang)

次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
育児と言えば、たいていは母親によってなされると思われています。(中略)
ところがライオンはちょっと違います。同じ群れのライオンは、そろって出産する傾向があり、育児も群れの雌全員が協力して行うのです。赤ちゃんは生まれて一か月あまりは物陰に隠され、母親だけで育てられます。しかし、歩けるようになると、群れに連れてこられて共同生活が始まります。ライオンの群れには複数の大人の雌がいますから、それらの子どもたちが集まって、大所帯となります。集められた子どもたちは、自分の母親以外のライオンの乳も飲むことができ、群れの全員の保護を受けることができます。捕食獣であるライオンは、子育て中も獲物狩りに出かけなければなりません。母親一頭で子育てをしている場合には、外出中に、ハイエナなどに子どもが捕食される危険があります。しかし、共同育児をして誰かが子どものそばに残っていれば安心です。
若い雌ライオンは敏捷ですが、子育ての経験に乏しく、失敗することもよくあります。それに比べ、壮年期になったライオンは経験豊富で態度もどっしりとして子育ても上手です。年長の雌がまとめて面倒を見た方が育児はうまくいくかもしれません。反面、若いライオンの敏捷性は狩りでは有利に働くでしょう。ライオンは狩りも共同で行い、獲物はみんなで食べますから年老いて狩りに参加できなくても、食事をとることができるのです。
ライオンたちは、明確な分業とまではいえなくても、うまく育児と狩りを全員が協力することで、問題を解決しています。
(注1)捕食獣:ほかの動物を捕らえて食べる獣
(注2)ハイエナ:動物の一種
(注3)敏捷だ:動きが素早い
1
ライオンの子育てについて、筆者はどのように述べているか。
1.
生後すぐに、群れの中で雌が交代で育てる。
2.
生後一カ月あまり過ぎると、経験豊富な年長の雌が育てる。
3.
歩けるようになるまで、群れの中で母親が育てる。
4.
歩けるようになると、群れの雌が協力して育てる。
KUNCI
2
共同生活の利点について、筆者はどのように述べているか。
1.
壮年期のライオンの経験を育児と狩りに生かすことができる。
2.
年齢に応じて役割を分担することで、育児と狩りが両立できる。
KUNCI
3.
群れの中での役割分担が明確になり、個々のライオンの負担が減る。
4.
若いライオンが育児も狩りも経験することで、どんな役割もできるようになる。
WACANA / STIMULUS SOAL
仕事柄、私は取材を受けることが多いが、あるとき取材をしている人から、話すのが苦手だと打ち明けられたことがある。取材中は自然な感じで会話が進んでいたこともあって少し驚いたが、そう言われてみるとたしかに少し緊張しているように見えなくもない。ただ、取材を受けている私の立場からすると、必ずしも悪い印象は受けなかった。
むしろ緊張感が相手に対する配慮のように感じられて、良い感じで話をすることができた。
私たちは、あることが苦手だと思うと、うまくできていないように思える面に目を向けてしまう。スムーズに言葉が出てこなかったことや、話が行きつ戻りつしてしまったことなどが気になって、自分を責める気持ちになる。
しかし、スムーズに言葉が出なかったことで、会話にためが出てきていることもある。相手は、その時間的すきまの時に、考えをまとめたり、振り返りをしたりできたりする。トントン拍子に会話が進まないことで、話している内容を多面的に考えることができたりもする。
思うように会話できないときは、失敗ではなく、話を深めるように無意識に心が手助けしているようにも思える。(中略)失敗のように思えることには、それなりに意味があるのだろう。
欠点のように思えることも、見方を変えるとじつは長所だということが少なくない。自分に対して多面的な見方ができると、気持ちが楽になるし、本来の力を発揮できるようになる。
(注1)仕事柄:仕事の性質上
(注2)ため:ここでは、余裕の時間
(注3)トントン拍子に:順調に
3
取材をしている人からうまく言葉が出てこないことについて、筆者はどのように考えているか。
1.
取材を受けている人は、間を取りながら話さなければならないという気持ちにさせられる。
2.
取材を受けている人は、考えをまとめたり振り返ったりしながら内容が深められる。
KUNCI
3.
取材を受けている人は、内容をまとめて分かりやすく伝えるための準備ができる。
4.
取材を受けている人は、自分のせいだと考えて自ら会話を進めようとする。
4
筆者の考えに合うのはどれか。
1.
自分に対して多面的な見方ができれば、ほかの人の失敗や欠点にも寛容になる。
2.
欠点だと思えることを改善できれば、自分の能力が発揮できるようになる。
3.
本来の力を発揮するためには、自分の欠点ではなく長所を探すのがいい。
4.
失敗や欠点だと思っていても、捉え方次第で長所になり得る。
KUNCI
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、商品パッケージのデザイナーが書いた文章である。
大量生産品のように全国に流通し、多くの方々にご利用いただく商品の場合には、必ずマーケティング調査が行われます。とくにパッケージのリニューアル時には、従来よりも売り上げを落としてしまっては大変なので、より慎重に行われます。
ただそういう場合、必ず『今までの方が良かった』という意見が過半を占めます。ですがメーカーにとっては、定番となっている商品をどうしてもリニューアルしなければならないタイミングが必ずやってきます。それは、競合他社が売り上げを伸ばしたり、技術開発に伴い商品そのものが改善されたり、いろいろな理由でそれは必ずやってくる。ところがマーケティング調査してみると『変えない方がいい』という結果が出てしまう。今までのファンはその商品に愛着をもっているわけですから、リニューアルに大賛成してくれるわけがないのです。ですが、どうしても新しくしなければならない。
私はこういった時、これまでの財産をうまく生かして、今までのファンがある程度許容してくれれば、それは大成功だと考えています。最初は少し許せない部分があったとしても、これが一年、二年経つと、新しいデザインも見慣れてくる。したがってマーケティング調査の数字は、そういう時間軸も考えたうえで見る必要があります。
(注1)マーケティング調査:市場調査
(注2)リニューアル:ここでは、更新
5
こういった時とは、どのような時か。
1.
パッケージの変更に伴って、ファンが商品への愛着を失った時。
2.
パッケージの変更を望まないファンが多いのに、変更せざるを得ない時。
KUNCI
3.
新しいファンを獲得するには、パッケージの変更が不可欠だと分かった時。
4.
ファンの賛否が分からない状況で、パッケージを変更しなければならない時。
6
マーケティング調査の結果について、筆者はどのように考えているか。
1.
一部の消費者の意見として、うまく生かすべきだ。
2.
肯定的な意見を積極的に取り入れて商品開発に生かすべきだ。
3.
消費者の反応が変わっていくことを考慮して分析するべきだ。
KUNCI
4.
過去の結果と合わせて、消費者の好みの変化を読み取るべきだ。
WACANA / STIMULUS SOAL
群馬県の上野村で暮らすようになって覚えたもののひとつに『待つ』という感覚がある。
たとえばこの村の農業は春を待たなければはじまらない。山菜も、茸も、それが出てくる時期を待たなければけっして手には入らない。木材として利用するのなら、木を切るのは、森の木々が活動を低下させる秋から冬がくるのを待つ必要がある。実に多くのことが、村では『待つ』ことからはじまっていく
それが、自然とともに働き、暮らすということなのであろう。自然の力を借りようとすれば、自然がつくる、それに適したときがくるのを待たなければならない。といってもそれは、のんびりした暮らし方とばかりもいえないのである。なぜなら、ときを待つ以上、逆にそのときを逃してしまったらうまくいかなくなる。田植えのとき、草取りのとき、稲刈りのとき……。村の暮らしには、逃してはいけないときがたえずやってくる。
ときを待つ暮らしにとっては、人間の意志は万能ではない。それよりも自然という他者の動きの方が重要で、人間の意志は、自然の動きをうまく活用する範囲内でしか有効ではない。だから、自然と結ばれ、ときを待ちながら働き暮らしてきた村の人たちは、人間関係のなかでも同じような感覚を育んだ。人間関係においても自分の一方的な意志は万能ではない。人々の動きを理解しながら、ちょうどよいタイミングがくるのを待って、そのときを逃さずに働きかけていく。それが村の人たちの人間関係のつくり方だった。自然との関係のなかで学んだことが人間同士の関係のなかでもいかされていたのである。
7
『待つ』ことからはじまっていくとあるが、何を待つのか。
1.
自然が豊かさを回復して利用できるようになるとき。
2.
自然を人間の都合に合わせるのに適したとき。
3.
自然の恵みを受けるのに適した状態になるとき。
KUNCI
4.
自然の変化が感じられるようになるとき。
8
筆者によると、村の人たちの人間関係はどのようにつくられたか。
1.
自然との関係と同様に、相手の行動を見ながら時機を捉えて働きかける。
KUNCI
2.
自然の変化を捉えるように、相手の変化を待って働きかける。
3.
自然の影響を受けやすい人々の動きを理解し、タイミングよく働きかける。
4.
自然の変化を待つのと同様に、相手からの働きかけを焦らずに待つ。