JLPT N1MODE BACA

JLPT N1 - 2022年12月

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SESI 13 SOAL

主張理解 (Pemahaman Opini Penulis)

次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、十代の若者に向けて書かれた文章である。
だれでも、自分が自分であることを望み、個性的であろうと願っている。そしてその一方では、自分が他のみんなと違った、自分であることを恐れている。
本当は、「個性的」であろうと思って、個性的になれるものでもない。それはたいてい、「個性的」といわれる一つの型に、自分をあてはめていることだったりする。人間にとっては、「個性的であれ」などと言われても、どうしてよいかわからないものであって、「個性的」とよばれる型を持ったほうが楽なのだ。しかしそれは、本当に個性的なわけではない。
それでも、青年期に向けて、個性的であろうと試みることは、よいことだ。かりにそれが、一つの型にすぎなくても、あるいは、個性的であろうとして挫折したり、個性的であることから逃避することも含めて、自分にとって個性とは、と考えることはよいことだ。それは、自分が自分であることの、あかしでもある。
そこでは、ときに悩むことがあったり、どうしたら個性的な人間になれるかと、模索することもあるかもしれない。それはじつは、「個性的」であること以上に、自分というものを意識していく、一つの過程である。そうした意味では、「個性的」であるかどうかなんて、本当はたいしたことではなくて、自分というものが確立していくことが、大事なこととも言える。
そしてじつは、個性というものは、人間のひとりひとりに備わったもので、その個性がありのままに出ていることが、本当の意味で個性的である。むしろ、本当の自分が出せないから、没個性的にもなるのだ。
もちろん、人間はまわりの社会を気にするものであって、自分をよそおうことも含めてしか、社会のなかで存在できない。無理につっぱって、自分のよそおいを捨てようとしても、捨て切れるものではない。そうした、社会とのかかわりも含めて、自分というものはある。
たいていの場合、つっぱったり、いじけたりしていては、自分の個性は発揮できない。つっぱるまいとするのが一種のつっぱりだったり、いじけまいとしてそのことにいじけたり、なんてことまで問題にしだすと、ちょっと言葉の遊びみたいになるが、ま、そうしたことまで含めて、気楽に自分であるようにしなくては、本当の意味で個性的になれないものだ。
そして、ありのままの自分を出すことへの不安が、「個性的」を一つの型にしたり、あるいはそうした型から逃げる道へ向かわせたりもする。
それでも結局、自分とはありのままの自分しかない。それを自覚したとき、きみは個性的なきみになる。
1
「よいことだ」とあるが、なぜか。
1.
個性的である必要はないと気づくから。
2.
挫折したり悩んだりする経験が個性を作るから。
3.
自分という人間を意識することになるから。
KUNCI
4.
自分にあてはまる個性の型を見付けられるから。
2
個性について、筆者はどのように考えているか。
1.
自分から社会とかかわることで、意識できるものだ。
2.
他人と比較しなければ、自然に発揮できるものだ。
3.
なりたい自分を意識すれば、自然に身につくものだ。
4.
求めて得るものではなく、初めから持っているものだ。
KUNCI
3
筆者が最も言いたいことは何か。
1.
自分の個性を模索すべきだ。
2.
自分自身でいることが大事だ。
KUNCI
3.
ありのままの自分を出せなくてもいい。
4.
型に縛られない生き方をしたほうがいい。