JLPT N2MODE BACA
JLPT N2 - 2017年12月
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SESI 19 SOAL
内容理解(中文) (Pemahaman Teks Sedang)
次の(1) から (3) の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
大学で「よく学び、よく遊ぶ」ためには、時間の使い方が重要です。「大学生の楽しさ」に目覚めると、本当に忙しくなります。講義だけなら、宿題が出されたり授業中に当てられたりした高校時代のほうが、よほど大変です。大学の講義の多くは、聞いていれば済むし、たまに意見を求める教員がいても、受講する前に勉強してこなかったからと責める教員はいませんから、やりすごし(注1)さえすれば終わりです。だから、講義だけ見れば、一定時間教室に「拘束(注2)される」ことを除けば、ほとんど苦痛はありません。しかし、こうして講義をただ聴いているだけでは、得られることもごく限られます。ときどき「高校時代の授業のほうが充実していた」と考える人がいるのは、そのためです。
しかし、大学で講義している教員は、講義内容よりもはるかにレベルの高い、広い知識を持っているのが普通で、講義ではそのうちの基本的なことだけを伝えているにすぎません。出し惜しみしている(注3)のではなく、学生の理解力と講義時間の制約(注4)によって、そうせざるをえない(注5)のです。だから、講義で興味を抱いたり疑問を感じたことがあれば、教員の研究室を訪ねて質問すると、驚くほど豊富な話をしてもらえます。
学生らしい大学生活を送るには、こうした「講義からはみだす時間」も必要ですし、将来の就職活動に備えて、在学中にやっておきたいことのための時間も要ります。
これらを計画的に組み立てれば、無駄も省け、時間的にも気持ちのうえでも「ゆとり」(注6)が生まれます。
(注1) やりすごす: ここでは、ただ時間が過ぎるのを待つ
(注2) 拘束される: ここでは、いなければならない
(注3) 出し惜しみしている: ここでは、伝えることができるのに伝えない
(注4) 制約: 制限
(注5) そうせざるをえない: そうするしかない
(注6) ゆとり: 余裕
1
(60) 大学の講義について、筆者の考えに合うのはどれか。
1.
出席しなくても責められない。
2.
聞いていれば済む講義もある。
KUNCI3.
高校の授業のほうが充実している。
4.
講義で意見を求められることはない。
2
(61) こうした「講義からはみだす時間」とは、講義時間外に何をする時間か。
1.
教員に将来について相談に乗ってもらう。
2.
教員に質問をして講義内容の理解を深める。
KUNCI3.
教員と講義以外のことについての会話を楽しむ。
4.
教員から講義内容の基本的なことを教えてもらう。
3
(62) 筆者の言いたいことは何か。
1.
講義より自分のやりたいことに時間を使ったほうがいい。
2.
時間を計画的に使って、就職活動に備えたほうがいい。
3.
講義にしっかり出て、学生らしい大学生活を送ることが大切だ。
4.
大学生活を充実させるには、時間を計画的に使うことが大切だ。
KUNCIWACANA / STIMULUS SOAL
以下は、ある作家が書いた文章である。
人に対して好き嫌いの感情を持つことは誰にもあることだ。それを否定することはない。だが、好きな人とばかりつきあってビジネス生活を送ることははっきり言って不可能なのである。
分析してみると、好きな人とはつまり話が合う人で、自分と考え方が似ているケースが多い。そして、嫌いな人とは考え方が合わない人がほとんど。
嫌い、もしくは(注1)考え方が合わない人は、自分とは違う発想をしているわけで、じっくり話を聞いてみると、面白い見方、魅力ある発見を教えてくれることがある。
私自身、取材をしていて、最初は「感じ悪いな、こいつは」と思った人物が話をしていくうちに、「なるほど」といった情報を教えてくれたことがある。そうすると、取材が終わったころには、「この人はいい人だ」と判断を変えてしまうのだから、人間の好悪の感情なんて実にいい加減なものだ。
初めての人に会ったときは好き嫌いの感情を抜きにすること。素直に人を見て、話を聞いて、そして、面白い話を聞くことができたら相手に共感する(注2)。そうすると人は謙虚になっていく。なんといっても仕事に役立つヒントをもらったわけだから、相手を尊敬するようになる。それが続くうちに人は出会った相手を尊重し、関係を大切にする人間に変わっていく。そういった人間になってしまえば、他人からも信頼されるし親しまれるだろう。
(注1) もしくは: または
(注2) ~に共感する: ~と同じように感じる
4
(63) 嫌いな人と話すことについて、筆者はどのように述べているか。
1.
話してみると、自身とは違う見方や発見を得られる。
KUNCI2.
話す機会が増えるにつれて、だんだん考え方が似てくる。
3.
好き嫌いの感情を持つのは当然なので、積極的に話す必要はない。
4.
自身の考え方の間違いを指摘してくれるので、話したほうがいい。
5
(64) 筆者が取材の体験を通してわかったことは何か。
1.
話を聞くうちに、どんな相手もいい人だと思えるようになる。
2.
いい人だと思って話せば、相手から役立つ情報が得られる。
3.
相手に対する好き嫌いの感情は人それぞれだ。
4.
相手に対する好き嫌いの感情は変わることがある。
KUNCI6
(65) 筆者の言いたいことは何か。
1.
謙虚な態度でつきあっていれば、相手から尊敬されるようになる。
2.
相手から信頼されるには好き嫌いの感情を素直に表すことが必要だ。
3.
初対面のときは相手に好き嫌いの感情を持たないほうがいい。
KUNCI4.
初対面のときの感情を大切にしなければ、相手といい関係を築けない。
WACANA / STIMULUS SOAL
「鉛筆でかいたのになぜ消えないの。」
小学校の写生大会で、画用紙に鉛筆で下書きをし、水性絵の具で色をぬった後、下書きを消しゴムで消そうとしたのに消えなかったときに思ったことだ。不思議だと思うと同時に、絵が思ったように仕上げられずがっかりした。
この疑問に対する答えを、最近、あるホームページで見付けた。そのページには、まず普通の鉛筆は消しゴムで消せるのに、なぜ色鉛筆は消せないのかという説明が書いてあった。
その説明によると、それは普通の鉛筆と色鉛筆の芯の材料が異なっているためだそうだ。鉛筆は黒鉛と粘土から、色鉛筆は顔料とロウ(油分)からできている。黒鉛と顔料は、色の元になるものである。紙に書かれた文字の状態をそれぞれ簡単に説明すると、前者は細かくくだかれた黒鉛が紙の表面にくっついている状態であり、後者は顔料が紙の中に油とともにしみ込んでいる状態だそうだ。したがって、表面にくっついているだけの黒鉛は、消しゴムでこすることで、紙から引き離すことができる。一方、しみ込んだ顔料は引き離すことができない。
そして最後に、鉛筆の下書きが水性絵の具で色をぬった後に消せない理由が説明されていた。鉛筆の下書きが消せないのは、水性絵の具を溶かすのに使う水のせいだそうだ。この水が、色鉛筆の芯の油分と同じ役割を果たすという。水も油も紙にしみ込みやすいのだ。
7
(66) がっかりしたとあるが、なぜか。
1.
不思議だと思ったことの理由がわからなかったから
2.
水性絵の具で思ったように色がぬれなかったから
3.
鉛筆で絵が上手にかけなかったから
4.
鉛筆の下書きが消せなかったから
KUNCI8
(67) 普通の鉛筆で書いた文字を消しゴムで消すとは、どうすることか。
1.
紙の表面にくっついた黒鉛を、紙から引き離す。
KUNCI2.
紙の表面にくっついた黒鉛を、細かくくだいて見えなくする。
3.
紙の中にしみ込んだ黒鉛を、紙から引き離す。
4.
紙の中にしみ込んだ黒鉛を、さらにしみ込ませて見えなくする。
9
(68) 水性絵の具で色をぬった後に、鉛筆の下書きが消せないのはなぜか。
1.
黒鉛が細かくくだかれていて取り除けないから
2.
絵の具で黒鉛が紙の表面にくっついたから
3.
水によって黒鉛が紙にしみ込んだから
KUNCI4.
黒鉛が油分と同じ働きをしていたから