JLPT N1MODE BACA

JLPT N1 - 2021年12月

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SESI 19 SOAL

内容理解(中文) (Pemahaman Teks Sedang)

次の(1)から(3)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
技術者にとってレース車を開発するというのは、非常に魅力があるようなのだ。
それはそうだろう。市販車の開発であれば、コストのことや工場のことを考えなければいけないので、自分の考え出した創意工夫を必ずしも反映できるわけではない。いいモデルを出したからといって、営業の力が弱ければ売れるとは限らない(少なくとも、多くの開発技術者はそう思って(注1)歯軋りをしているに違いない)。しかし、レース車であれば、ある程度、採算無視でいろんなことにトライできる。何よりも、営業力とか他の要素に邪魔されることなく、①どんな大メーカーを相手にも対等に優劣を争うことができるわけだ。
逆にいうと、言い訳のない世界でもある。敵よりコンマ1秒でも遅れをとれば負けるのだ。そして、それは、はっきりとその場で目に見える。(中略)
目標設定も単純だ。市販車開発なら、時にはアメリカと欧州の両市場で売れる車を作ってくれと営業から要求されたりする。そこでは技術的に妥協せざるを得ないが、レースは絶対的な速さだけを目指せばいいのだ。その代わり、自分の実力がいまどうであれ、敵の車が75秒(注2)でサーキットを1周していれば、それより速いタイムで走る車を作らないと意味がないのだ。②出来る、出来ないを論じる余地は全くない。また、お分かりのように他チームの車の真似だけをしていれば、決して「最速」にはならないのも真実なのだ。
(注1)歯軋りをしている:ここでは、悔しく思う
(注2)サーキット:レース用コース
1
①どんな大メーカーを相手にも対等に優劣を争うことができるとあるが、なぜか。
1.
創意工夫する力さえあれば売れる車がつくれるから
2.
性能さえよければ採算のとれるレース車がつくれるから
3.
営業力に邪魔されずに価格で勝負できる車がつくれるから
4.
コストなどの要素に影響されずにレースで競える車がつくれるから
KUNCI
2
②出来る、出来ないとあるが、何が出来る、出来ないのか。
1.
自社の最高タイムを次のレースで上回ること
2.
技術的に妥協するしかない場合には妥協すること
3.
ライバル社より少しでも速く走れる車をつくること
KUNCI
4.
アメリカや欧州のレースでいい成績をおさめること
3
この文章によると、レース車の開発は、技術者にとってなぜ魅力的なのか。
1.
高い技術力を示せれば世界で認められるから
2.
自社が持っている技術力の高さを証明できるから
3.
明確な目標に向かって開発だけに集中できるから
KUNCI
4.
開発者としての実力が大メーカーからも評価されるから
WACANA / STIMULUS SOAL
以下の文章はプールで水泳をするときの準備運動について書かれたものである。
よく、プールなどで、水着に着替えると、ろくに準備運動もしないで、水に飛び込んで“水泳のベテラン”のような顔をしている人をみかけますが、これは絶対にまねてはいけない見本です。水泳は全身運動、しかも体にいろいろな負荷や刺激を与える。いわばかなり激しい運動ですから、水に入る前の準備運動をするのは鉄則だといえます。
まず、筋肉をほぐしましょう。
プールの水温はだいたい30度前後です。なれている人にとっては温かく感じられますが、初めての人はとても冷たいと思うでしょう。人間の体温は36度前後ですが、水の熱伝導率はとても大きく、空気の20倍だそうですから、水は体から熱をどんどん奪っていってしまいます。そのため、しだいに体が冷えてきて、血行が悪くなり、筋肉のけいれんを起こすことがあるのです。
このように、水温によって筋肉に血行不良が起こり、柔軟性を失い、けいれんを引き起こすことがわかります。そこで、練習を始める前に、あらかじめ筋肉の血行をよくし、筋温度を高めておかなければなりません。準備運動のとき、下半身に重点をおいて柔軟体操をすることです。ふくらはぎ、太ももの裏の筋肉などをとくに念入りに伸縮させ、ウォーミングアップしておきます。
また、あわせて関節を柔軟にし、どのような運動も無理なくできるようにしておくことが大切になります。首、肩、ひざ、足首そしてふくらはぎなどのストレッチングを、あらかじめ十分にしておきましょう。
(注1)けいれん:筋肉が自分の意志とはかかわりなく、勝手に震えたように動くこと
(注2)ふくらはぎ:足の膝から足首までの後ろ側の部分
(注3)ウォーミングアップする:本格的な運動に入る前に体をよく準備する
(注4)ストレッチング:伸ばすこと
4
絶対にまねてはいけないのはなぜか。
1.
水着に着替えてすぐに泳がないと体に負荷がかかるから
2.
水泳のような激しい運動に準備運動は欠かせないから
KUNCI
3.
ベテランのように泳ぐとすぐ体力を消耗してしまうから
4.
準備運動の省略はベテラン以外には許されていないから
5
この文章のキーワードを「水温」の他3つあげるとしたら、以下どの3つを入れるか。
1.
筋肉、血行、柔軟
KUNCI
2.
空気、血行、刺激
3.
筋肉、空気、鉄則
4.
負荷、伸縮、鉄則
6
準備運動について筆者がすすめていることはどんなことか。
1.
水泳は全身運動であるので、全身の筋肉をほぐす運動を水中で行うこと
2.
下半身の柔軟体操を行うとともに全身のストレッチングをしておくこと
KUNCI
3.
下半身の柔軟体操をする際に太ももの裏の筋肉の状態をしらべておくこと
4.
関節を柔軟に動かせるようにいろいろな全身運動を合わせて行うこと
WACANA / STIMULUS SOAL
日本ではあまり朗読CDで本を読むということをしないが、欧米では人気があり、新刊本から往年の名作まで朗読CD化され、普通の書店でずらりと販売されている。これは視力の低下している人のためだけではなく、車中の眼を休めたいときでも、そうした朗読CDを利用して多くの人が読書を楽しんでいるのだ。
それなのに、これが日本であまり利用されないのは、日常的に活字に親しむ文化があるので、わざわざ音声化する必要性を感じていない人が多いだけのことだろう。しかし、「音声は音声なりの楽しみがある」ということを知ったなら、朗読CDは趣味や実用にもっと活用されるに違いない。
(中略)
同じ内容の文章を活字で読むのと、他人が朗読した音声を聞くのでは、ほぼ同じ時間がかかる。「黙読なら、音声を聞くより速い」という意見があるかもしれないが、黙読にかかる時間は、自分で活字を音読した場合とそれほど変わらないはずだ。そして、一定のペースで読み進める限り、自分で活字を読んだ場合と音声で聞いた場合とで、理解できた内容もほぼ同じになるに違いない。
実はそれでも、脳に入力される情報量は、音声より活字の方が少ないのである。なぜなら、音声で聞いた場合は、文字だけでは区別がつかないニュアンスの違いなどが朗読した人によって適切に判断され、イントネーション(抑揚)や「間」などを含めた音声表現として発話されるからだ。
(注1)黙読:声に出さないで読むこと
(注2)音読:声に出して読むこと
7
筆者によると、日本ではあまり朗読CDで本を読むということをしないのはなぜか。
1.
音声化された本の種類が少なく、欲しいものが手に入りにくいから
2.
音声化されたものを誰もが楽しめるという意識がないから
3.
音声化されたものを聞くより活字で読むほうが、習慣になっているから
KUNCI
4.
音声化されたものを聞いても、活字で読むほど理解は深まらないと考えているから
8
文章を読んだり聞いたりするのにかかる時間と理解できる内容について、筆者はどのように述べているか。
1.
自身で黙読するのと音読するのとでは、時間は同じだが、理解できる内容は差があるだろう。
2.
自身で黙読するのと他人の音読を聞くのとでは、時間と理解できる内容に大きな差はないだろう。
KUNCI
3.
自身で音読するのと他人の音読を聞くのとでは、時間と理解できる内容に差があるだろう。
4.
自身で音読するより他人の音読を聞くほうが、時間はかかるが、理解できる内容に差はないだろう。
9
筆者の考えに合うのはどれか。
1.
活字で読むより音声で聞くほうが、得られる情報量は多い。
KUNCI
2.
活字で読むのと音声で聞くのとでは、情報量に大きな差は生じない。
3.
活字で読むほうが文字から想像できることが多く、得られる情報量が多い。
4.
音声での表現は、伝える人による情報量の差がほとんどない。