JLPT N1MODE BACA
JLPT N1 - 2016年12月
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SESI 14 SOAL
内容理解(短文) (Pemahaman Teks Pendek)
次の(1)から(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
教師=話す人、生徒=聞く人という構造が知らず知らずのうちに教室空間にできあがり、そして固定化してしまうのは恐ろしいことではないかと思う。教師が先取りしてしまうことで、生徒が自分自身で考え、解決しようとする芽をつみとってしまう場合がある。
いつも話し続けるのがコミュニケーションでない。教師側が沈黙し、「待つ」という行為も時には大切であろう。もう少し話したい、と思うところで一歩ひいてみる(注)ことで、相手が言おうとすることを引き出すことができるのである。
(徳井厚子『日本語教師の「衣」再考―多文化共生への課題』による)
(注)一歩ひいてみる:ここでは、話すのをやめてみる
1
筆者の考えに合うのはどれか。
1.
教師と生徒が自由に発言し合うことも必要だ。
2.
教師は生徒の考えを想像するべきだ。
3.
教師は生徒の発言を待つことも必要だ。
KUNCI4.
教師は生徒に沈黙の時間を与えないようにすべきだ。
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、ある市役所のホームページに掲載されたお知らせである。
2016年11月1日
スポーツ課
市民運動場の予約について
市民運動場の予約は、これまで管理事務所窓口で受け付けておりましたが、2017年2月1日よりインターネット上の予約システムでも行うことができるようになります。予約システムの利用は平日、土日祝日を問わず24時間可能で、予約は、窓口での予約と同様に、使用日の一か月前から受け付けます。
予約システムの利用に際しては、事前に利用者登録が必要となりますので、身分を証明できるものを持って管理事務所窓口にお越しください。
市民運動場管理事務所 〒002-3833 南松市中央町3-2 中央公園内
(受付時間:月曜日~金曜日 9:00~17:00)
2
市民運動場の予約について、このお知らせは何を知らせているか。
1.
管理事務所窓口での予約受付期間が変更になること
2.
管理事務所窓口で利用者登録をすれば、インターネット上で予約ができるようになること
KUNCI3.
インターネット上での予約受付時間がこれまでより長くなること
4.
インターネット上の予約システムの導入により、管理事務所窓口での予約ができなくなること
WACANA / STIMULUS SOAL
異文化間での対話を議論するときに、必ずといってよいくらい出てくるのが、価値観の理解と共有である。他者と対話を通して、人間関係を構築していくには、自己の価値観を保存したままで、他者の価値観を理解するという方略だけでは十分ではない。相互的な働きかけを通じて、何か新たな価値を共有することが要求されるのである。すなわち、自らの価値観を相対化し、新たな価値を対話という共同作業を通して創り上げ、それを共有していく態度が必要なのだ。
(ARCLE編集委員会・田中茂範・アレン玉井光江・根岸雅史・吉田研作編著『幼児から成人まで一貫した英語教育のための枠組み―ECF-English Curriculum Framework』による)
3
筆者によると、異文化間で対話を通して人間関係を築く上で最も大切なことは何か。
1.
自己の価値観を理解してもらおうとする態度
2.
自己の価値観を保ちながら、他者の価値観を理解する態度
3.
他者と自己の共通の価値観を創り上げていく態度
KUNCI4.
他者の価値観の中に自己の価値観との共通点を見つける態度
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、劇を作ることを仕事にしている人が書いた文章である。
僕は「変な人」です。そうでなければ、こんな仕事はしてません。そして僕は「普通の人」です。だからこそこの仕事が成立しています。
「特別なもの」を生み出そうとするとき、それがどんなふうに特別なのかを「普通」という視点から見極める必要があります。「特別」と「普通」、定規を何度も持ち替えるのです。そのために自分の中の普通さを死守するのです。
(小林賢太郎『僕がコントや演劇のために考えていること』による)
4
この文章で筆者が述べていることは何か。
1.
「普通」という視点がないと、「特別なもの」は作れない。
KUNCI2.
「普通の人」が普通のものを作ると、「特別なもの」になる。
3.
「変な人」が普通のものを作ると、「特別なもの」になる。
4.
「変な人」の視点でしか、「特別なもの」は作れない。