JLPT N1MODE BACA

JLPT N1 - 2016年12月

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SESI 15 SOAL

文章の文法 (Tata Bahasa Wacana)

次の文章を読んで、文章全体の趣旨を踏まえて、(41)から(45)の中に入る最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、小説家が書いたエッセイである。
十人十色
マニュアルというものが、この世には存在する。機械を買った場合には、これを読む。書かれてある通りに動かないと困る。ビデオの再生ボタンを押したのに、録画が始まってはたまらない。ところが、生き物はそうはいかない。あちらに通用したことが、(41)。
うちで、ねこを飼い始めた当座は、何も分からなかった。吐いたりすると、それだけでびっくりしてしまった。あわてて、ねこを飼っている人に電話した。一番にかけたところが留守だと、ますます、動揺する。結局、関西の知り合いにまでかけて、「心配ありませんよ。ねこは吐くものですよ」という言葉をいただき、やっと安心。こんな具合だった。
さて、(42)時に、当然のことながら「ねこの飼い方」の本も読んだ。マニュアルである。なるほど――と思えることが書いてある。中でも納得したのが、(43)。
「動物にとって、用足ししている(注1)時は、最も無防備な状態(注2)です。襲われたら大ピンチ。その最中、人に近づかれることを、ねこはとても嫌います。飼い主は、離れるようにし、のびのびとした気分でさせてやりましょう」
これは頷ける。そこで、ゆずが――うちのねこの名前はゆずという――そうする時は遠慮していた。
(44)。朝、ねこトイレ(注3)の砂をかきまわし、汚れ物を取り始めると、「ご苦労」というように、ゆずがやって来る。そして、まだトイレに手を入れているのに、「どけどけ」というように中に入ってくる。そして、足を踏ん張り、行うのだ。これ見よがしに(注4)。
あの説得力のあるマニュアルは、一体全体、何だったのか。なるほど、生きている物には個性があると、あらためて(45)。
(北村薫『書かずにはいられない―北村薫のエッセイ』による)
(注1)用足ししている:大便や小便をしている
(注2)無防備な状態:危険に備えていない様子
(注3)ねこトイレ:箱の底に砂などを敷いた、ねこ用のトイレ
(注4)これ見よがしに:自慢げに見せつけるように
1
(41)
1.
こちらにはいえないこともない
2.
こちらにいえるとは限らない
KUNCI
3.
こちらにもいえるとは思わなかった
4.
こちらにはいえないと思うのか
2
(42)
1.
そういう
KUNCI
2.
する
3.
あの
4.
やろうという
3
(43)
1.
トイレのことだ
KUNCI
2.
トイレのことであるに違いない
3.
トイレだからである
4.
トイレだと聞いている
4
(44)
1.
もっともである
2.
当然である
3.
ところがである
KUNCI
4.
例えばである
5
(45)
1.
認識させられたことがある
2.
認識させられたおかげだ
3.
認識させられる話があった
4.
認識させられる出来事だった
KUNCI