JLPT N2MODE BACA

JLPT N2 - 2017年07月

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SESI 19 SOAL

内容理解(中文) (Pemahaman Teks Sedang)

次の (1) から (3) の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
すべての法律を小さいころから学習していくことは不可能なことですが、法的な考え方(リーガルマインド)を身につけることで、自分で考え・調べ、自分で解決する能力は格段(注1)に高まります。
法教育というとどうしても、「法律を教える」と考えがちですが、それだけが法教育ではないのは、言うまでもありません(注2)。クラスのみんなで、クラスの問題点を洗い出し、どうすれば解決できるのか。そして、それを解決するため、また、再発させないためにはどのようなルールが必要か、ということを話し合い、みんなで民主的に(注3)ルールを作っていくこともまさに法教育の一つの姿です。
さまざまなルール(法)は民主的に作られ、約束事(契約)は当事者(注4)の合意(注5)により締結される(注6)といった、法の基本的なところを身をもって体験することができます。
また、新聞を多用し、時事的なニュースを使った法教育も効果があります。憲法改正、選挙の問題、消費者問題などは、それだけを教えようとするとつまらないものですが、新聞などを使った旬の(注7)話になると、子供たちの興味も惹きやすくなります。自分自身のことと考えることができるかどうかは、理解のスピードに大きな差を生みますが、具体的な「今」問題となっている事例は、その点、すぐれた教材となります。
(にへいひろし(二瓶裕史)『これだけは知っておきたい 人生に必要な法律』による)
(注1) 格段に: 非常に
(注2) 言うまでもない: 当然だ
(注3) 民主的に: ここでは、了解し合って
(注4) 当事者: 直接関係している人
(注5) 合意: 意思が一致すること
(注6) 締結される: ここでは、成立する
(注7) 旬の: 今話題になっている
1
(60) 法教育の一つの姿として、本文で挙げられている例はどれか。
1.
学校のルールがなぜ作られたかを調べること
2.
身近な法律を取り上げて、易しい言葉で教えること
3.
法律が必要かどうかについてクラスで話し合うこと
4.
クラスの問題について話し合い、必要なルールを決めること
KUNCI
2
(61) 筆者によると、新聞を使うといいのはなぜか。
1.
問題点が簡潔にまとめられていて、早く理解できるから
2.
身近な問題だけでなく、社会全体の問題も扱っているから
3.
憲法などの法の基本的なことが多く取り上げられているから
4.
今問題となっていることは、自分のこととして考えやすいから
KUNCI
3
(62) 小さいころから法教育をすることの利点について、筆者はどのように述べているか。
1.
法を守る人間に育つ。
2.
法律に興味を持つようになる。
3.
問題を解決する能力が身につけられる。
KUNCI
4.
勉強の内容を理解するスピードが速くなる。
WACANA / STIMULUS SOAL
外の世界に触れずにいると、人はそれまで与えられてきたひとつの価値観を持ち、そこから脱出しようとしないことが多い。固定した価値観を持ってしまう。少なくとも、自分の狭い体験のみによって価値観を築いていく。
だが、読書をして教養を身につけることで、自分という一人の人間の経験や考えを中心にしながら、それを絶対視(注1)せず、ものごとを相対化(注2)しつつ考えることが可能になる。
確かに、初めのうち、新たに本を読むたびに新しい価値観に触れ、自分の価値観がぐらついてくることがあるだろう。読んだ本のすべてに感心し、自分の考えが曖昧になってくるわけだ。あれこれと知識が増えてしまって、何を信じればよいのかわからなくなってくる。
だが、多くの本を読むうち、そのような時期は過ぎていく。だんだんと特定の本に感化(注3)されるようになってくる。そして、それに対立する本に反発を感じるようになってくる。すなわち、だんだんと自分の考えが明確になっていく。
そうなると、本を読む前の固定的な価値観とは異なってくる。狭い自分の体験だけから判断するのではなく、反対意見も踏まえ(注4)、別の考え方も知ったうえで自分の考えが明確にできるようになってくる。
(樋口裕一『「教養」を最強の武器にする読書術』による)
(注1) 絶対視する: ここでは、疑いのないものとして考える
(注2) 相対化しつつ考える: 他のものとの関係の中で考える
(注3) 感化される: ここでは、影響を受ける
(注4) 踏まえる: ここでは、考える
4
(63) 人は外の世界に触れずにいるとどうなると筆者は述べているか。
1.
他の人の価値観を否定するようになる。
2.
新しい価値観をそのまま受け入れるようになる。
3.
自分の価値観が正しいかどうか判断できなくなる。
4.
自分の経験だけに基づいた価値観でものを見るようになる。
KUNCI
5
(64) そのような時期とはどのような時期か。
1.
知識が増えることで、自分の考えに確信が持てなくなる時期
KUNCI
2.
知識が増えるにつれ、読んだ本に影響されなくなる時期
3.
知識が増え、さらに新しい体験をしようとする時期
4.
多くの本を読んで、さらに新しい知識を得ようとする時期
6
(65) 読書の利点について、筆者はどのように考えているか。
1.
自分の経験に基づいた考えに自信が持てるようになる。
2.
多様な考えを知ることで、自分の考えがはっきりしてくる。
KUNCI
3.
多様な考え方の中から、一番いい考え方が選べるようになる。
4.
他人の考えに影響を受けたり、反発を感じたりしなくなってくる。
WACANA / STIMULUS SOAL
人間はみんな「自分はこのような人間だ」というイメージを持っています。これを自己イメージといいます。ある人に会った人は、その人のイメージを持ちます。これを他者イメージといいます。継続的な人間関係があると、相手のイメージが固定してきます。自己イメージと他者からの自分に対するイメージに乖離(注1)が大きいと、人間関係に障害が生じます。自分は無口だと思っているのに、他人からはおしゃべりだと思われていたら、そこには誤解が生じているので、誤解した(された)人間関係が生まれるのです。
「自分は他人から誤解されやすい人間だ」と感じる人は、自己イメージと他者からのイメージに乖離があるのです。誤解はどうして生じるかというと、自分の方は自分の心の持ち方で判断しているのに対して、他者はその人の行動から判断しているからです。(中略) 他人のことは、外から見えることでしか判断できませんが、自分のことは、見えること(行動)と見えないこと(心の内)とによって、判断しているのです。誤解されやすいと感じている人は、だから、自分の行動と思いに乖離があるのです。思いをそのまま行動に移せていないのです。ときには、思いと反対の行動をしていることさえあるのです。
思いが行動に移せていないときは、誤解されるだけでなく、ストレスが溜まります。ストレスは思いが伝わらなかったり、発散(注2)できなかったりするときに生じるのです。自己イメージと他者からのイメージの乖離を解消するには、自分の心に一致した行動を取るか、行動の方を自分がしたいからそうしているのだと認めることです。
(東山紘久『悩みのコントロール術』による)
(注1) 乖離: 離れていること
(注2) 発散: 外へ出すこと
7
(66) 自己イメージと他者からのイメージについて、筆者の考えに合うものはどれか。
1.
自己イメージと他者からのイメージは、人間関係の長さによって変化する。
2.
自己イメージと他者からのイメージが離れていると、人間関係に問題が起こる。
KUNCI
3.
自己イメージは、他者からのイメージとは異なるものだ。
4.
自己イメージは、他者からのイメージの影響を受けて変化する。
8
(67) 筆者によると、他人から誤解されるのはなぜか。
1.
自身の行動を他人の判断基準に合わせようとするから
2.
自身の思いをそのまま行動に移してしまうから
3.
自身と他人の思いは反対の場合があるから
4.
自身と他人では判断基準が違うから
KUNCI
9
(68) 筆者の考えに合うものはどれか。
1.
自身の思いと行動を一致させれば、ストレスが溜まらない。
KUNCI
2.
自身の思いより行動を大切にする方が、ストレスが溜まらない。
3.
自身の思いと反対の行動をしたときに、ストレスが最大になる。
4.
自身の思いを行動に移そうとすると、ストレスが溜まる。