JLPT N2MODE BACA

JLPT N2 - 2023年12月

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SESI 18 SOAL

内容理解(中文) (Pemahaman Teks Sedang)

次の(1)から(4)の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、ある将棋のプロが書いた文章である。
将棋の世界には、「不調も三年続けば実力」という言葉があります。
自分自身が「自分には実力があるが、今は調子が悪いだけだ」と考えていたとしても、三年も結果を出せなければ、それが本人の持っている実力である、という結構シビアな言葉です。
仮に、不調の原因が現在の能力、実力であれば、自分の努力や練習が足りないということなので、頑張ってスキルや能力を上げ、実力をつければいいということになります。新しい戦法を勉強するなど懸命に努力をして、基本的な力を身につけるしかありません。
しかし、どのような物事でも、今日一生懸命やったからといって、明日すぐに結果が出るということはありません。やっていることは間違っていないし、方向性も正しい。それでも成果が出ていないときこそが、「不調」ということになります。
そのようなときは、まず気分を変えることです。どうしてもモチベーションが下がりやすくなっているので、気分転換を図る。つまり、何かを変えてみればいいということになります。これは本当に何でもいいのです。
ただし、調子は悪いので、いきなり大きなことではなく、小さなことから始めるのが良いでしょう。
たとえば、今までの生活習慣を変えてみる。早起きをしてみる、新しい趣味を始めてみる。あるいは服装を変えて、気持ちを切り替える。何でも良いのですが、生活の中にメリハリをつけて、気持ちが行き詰まらないように、落ちないようにするのです。
(注1)シビアな:厳しい
(注2)スキル:ここでは、技術
(注3)モチベーション:やる気
(注4)図る:ここでは、する
(注5)メリハリ:ここでは、変化
1
そのようなときとはどのようなときか。
1.
努力や練習が不足して、結果が出ていないとき
2.
どのような結果を出せばいいか分からないとき
3.
実力があっても、結果につながらないとき
4.
やるべきことをやっても、結果につながらないとき
KUNCI
2
筆者によると、不調のときはどうすればいいか。
1.
原因を考えて新しいやり方を取り入れる。
2.
結果がすぐに出ることから始める。
3.
気分が変わるようなことをする。
KUNCI
4.
生活を大きく変化させる。
WACANA / STIMULUS SOAL
ナスやトマトは人間が栽培するときも、何日間か水を与えず、そのあと、たっぷりの水を与える栽培方法がとられることがあります。水を断つのですから、その時期と期間を間違えば、植物は枯れてしまいます。でもこれは、①根の性質を考えると、納得できる理論です。
成長する芽生えは、毎日、水をたっぷりと与えられると、根をあまり発達させません。根を発達させなくても、水が十分に得られるからです。逆に、水が不足すると、植物は水を求めて根を張りめぐらせます。何日間も水が与えられないと、植物は根を強く長く張りめぐらせるのです。
根を強く長く張りめぐらせた植物に、水が与えられると、この根が水をいっせいに吸収します。
(中略)
「多くの水が一気に吸収されて、果実が大きくなると、果実が水っぽくなって、甘みや旨みが少ない果実になるのではないか」との心配があるかもわかりません。
しかし、②心配はいりません。根が水を吸収する力が強くなると、養分もよく吸収され、葉が大きく展開し、光合成が十分にできます。だから、甘みや旨みのもとになる物質も多くつくられるのです。
(注1)断つ:ここでは、与えるのをやめる
(注2)張りめぐらせる:広く張る
(注3)養分:栄養となる成分
(注4)光合成:ここでは、植物が光を使って栄養となる成分をつくり出すこと
3
根の性質について、筆者の説明に合うのはどれか。
1.
芽生えのとき何日も水を与えないでおくと、よく発達し水を吸収するようになる。
KUNCI
2.
芽生えのとき水が不足すると、そのあと水を与えても吸収しなくなる。
3.
水を毎日適度に与え続けていると、強く長く張り水を吸収しやすくなる。
4.
根が発達したあと水を与えない期間があると、さらに強く長くなる。
4
心配はいりませんとあるが、なぜか。
1.
根から吸収された水で、果実が甘みや旨みのもとをつくるから
2.
葉が水を吸収し、果実に甘みや旨みのもとを送るから
3.
果実が大きくなれば、甘みや旨みを蓄えることができるから
4.
大きくなった葉が、光を使って甘みや旨みのもとをつくるから
KUNCI
WACANA / STIMULUS SOAL
以下は、今の若い人について書かれた文章である。
大勢の前で意見を述べるのは誰でも緊張する。うまく伝えられるかどうかと思う不安はあるから気後れする人もいる。それは、いつの時代も変わらないと思う。ただ、私たちの場合は、うまく話せないからと尻込みする者はいたが、自分の考えを言うことを嫌がる者はあまりいなかった。というのは、仲間との議論はみんながやっていたからだろう。
私は別に議論がいいと言っているわけではない。ただ、自分が感じることや考えることを言って、友だちの意見を聞くことは、自分の考えを確かなものにしていくためには欠かせないと思うので、議論という言い方をしているだけなのである。
ところが、今は中高生に限らず若い人全体の中に、まったくと言っていいほど議論がない。違いを主張するのは相手に自分を理解してほしいと思うからで、仲のいい関係であればあるほど自然なことなのだが、それを主張しなくなっている。
以前、若い人を取材して、なぜ言わないのかと訊いたときの返事は、「人にはそれぞれ考え方があるのだから、とやかく言うことはできない」というものだった。これは、あたかも相手を尊重している「個人主義」のように聞こえるが、気のおけないはずの親しい友だちに対してもやっているのは不自然である。
本当は、「自分の言うことに反対されて傷つくのがいやだから、相手の言うことにも反対しないわけ」で、<結局、友だちに合わせているのは、友だちのことを思っているからではない。自分がかわいいのであり、傷つきたくないからなのだ>ということだろう。
(注1)気後れする:消極的になる
(注2)尻込みする:ここでは、不安になってやろうとしない
(注3)訊く:尋ねる
(注4)とやかく:良いとか悪いとか
(注5)あたかも:まるで
(注6)気のおけない:気をつかう必要がない
5
大勢の前で自分の意見を述べることについて、筆者たちの場合はどうだったか。
1.
仲間との議論より緊張するので、嫌いな人が多かった。
2.
仲間との議論に慣れていたので、発言を避ける人は少なかった。
KUNCI
3.
仲間との議論を多くしていたので、みんな積極的に意見を言った。
4.
仲間との議論をあまりしなかったので、うまく意見を言える人が少なかった。
6
今の若い人たちが議論をしない理由として、筆者の考えに合うのはどれか。
1.
人の考えを聞いても、自分の考えは変わらないと思うから
2.
自分が何か言うことで相手を傷つけたくないから
3.
自分の考えに反対されて、いやな思いをしたくないから
KUNCI
4.
自分の考えを相手に理解してもらうことは難しいと思うから
WACANA / STIMULUS SOAL
何かを決定するときに、人はその決定を裏付けるような条件を求めたくなるものです。「確実に儲かるとわかった時点で商売をしよう」「独立が成功する目算が立った時点で会社を辞めよう」というように、成功するための条件が揃ったら決断しよう、動き出そう、と考えるものです。
しかし、現実には自分が知りたいと思うことを全部知ることはできませんし、必要だと思う条件が完全に揃うことは絶対にありません。
欲しいと思っている情報や必要だと思っている条件が整わないうちに、動き始めなければならないのが決断の常なのです。
決断ができる人はそれをわきまえていて、条件が不足していることを自覚しながらきちんと決めていきます。この「条件不足を自覚しながら決断する」というのが大事なところなのです。
一方、決断のできない人に限って、条件が整わないことを言い訳にしたがる。たとえ十分な条件が揃っていても、まだあれこれと不足の条件を並べ立てようとします。
常に条件が不足する中で決断するコツの一つは目標を持つことです。
「自分が何をしたいのか」「どうなりたいのか」「どうありたいのか」というビジョンを持つのです。目標を設定し、そこに向かう方向性をいつも意識していれば、条件が不足していても決断ができるはずです。
(注1)目算が立つ:見通しがつく
(注2)~の常だ:ここでは、~というものだ
(注3)わきまえている:わかっている
(注4)自覚する:ここでは、自分で認める
(注5)ビジョン:将来のイメージ
7
それとあるが、どういうことか。
1.
必要な条件が十分に揃ってから、動き始めたほうがいいこと
2.
必要な条件が何かわかってから、動き始めたほうがいいこと
3.
必要な条件が何かわからなくても、動き始めなければならないこと
4.
必要な条件が揃わなくても、動き始めなければならないこと
KUNCI
8
筆者は決断するためには、何が必要だと述べているか。
1.
不足している条件は何か、考えること
2.
状況に応じて、目標を変えていくこと
3.
自分の目標を明確に定めて、忘れずにいること
KUNCI
4.
目標が自分に合っているか、常に意識すること